PR / アフィリエイト広告を含みます

NACK『MIMESIS, Vol. 1』ジャケットcrazy33 / NACKMIMESIS, Vol. 1Now on sale ↗

服の歴史とは? 身分を示す装いから自己表現へ

服は寒さを防ぐ道具であると同時に、他人に自分を伝える表現です。ただし、昔は身分、今は個性という一直線の歴史ではありません。役割を示す制服と自由な装いは、現在も同じ街に共存しています。

この記事をシェア

XでシェアLINEでシェア

48人のアーティストART48

あなたの中に、どの世界の見方がある?

12の質問で、美術・音楽・科学・哲学を横断する3人に出会う。約3分。

服の歴史とは? 身分を示す装いから自己表現へ

服は寒さを防ぐ道具であると同時に、他人に自分を伝える表現です。ただし、昔は身分、今は個性という一直線の歴史ではありません。役割を示す制服と自由な装いは、現在も同じ街に共存しています。

布が作る社会の境界

素材や染料を手に入れる費用、布を織る時間、仕立ての手間は、着られる服を左右してきました。絹や豪華な装飾が権威を表す一方、地域によっては身分に応じた服装の規制も設けられます。服を読むには形だけでなく、誰が生産し、誰が入手できたかを見る必要があります。

仕立てる服から買う服へ

近代には機械化、生地の流通、既製服の拡大によって、衣服を買う仕組みが変わります。注文して作る服と、規格化されたサイズから選ぶ服では、身体と服の関係も違います。既製服は選択肢を増やしましたが、規格に合わない身体という問題も生みます。

流行を共有するメディア

ファッションプレート、雑誌、写真、映画、テレビ、SNSは、離れた場所の装いを伝えます。見る機会が増えると、同じ服に憧れる人も、違う服を選ぼうとする人も増えます。流行とは、作り手の提案だけでなく、着る人と伝える媒体が動かす関係です。

自己表現にも条件がある

好きな服を選べる範囲は、収入、仕事、地域の規範、身体の事情によって異なります。服の自由を考えるなら、奇抜さだけでなく、誰が安心して着られるかにも目を向けたいところです。

服を見るための三つの問い

どんな素材と技術でできたか。どこで誰が着たか。どの媒体で知られるようになったか。この三つを調べると、一着の服から生産、社会、表現の歴史がつながります。

参考資料

EDITORIAL PROFILE

田村 祐大

NACK / 企画・編集

岡山県出身、京都在住。京都芸術大学芸術学部卒業。暗号資産・Web3領域のプロダクトデザインに約7年間携わった後、NACKを始動。

アートを入口に、文化・経済・社会・テクノロジーの関係を読み解くNACK Journal / Timesを企画・編集している。

Related Stories

この記事をシェア

XでシェアLINEでシェア