AI時代に必要なのは、編集力だ——デザイナーが考える、生成の先に残る仕事
AIによって誰もが文章、画像、音楽、コードまで生成できるようになった時代に、人間の価値はどこに残るのか。デザイナーとしての経験から、編集を「何を残し、何を捨て、どう並べ、どんな意味として社会に出すかを決める力」と捉え直します。
- #デザイン
founder notes
いまを、アートとデザインから読み直す。
NACK Founder 田村祐大が、アート、デザイン、映画、音楽、技術、仕事、日々の体験から考えたことを記録するノート。自分が面白いと思ったものを、自分の経験や視点を通して、他の人にも伝わる形へ編集して残します。
AIによって誰もが文章、画像、音楽、コードまで生成できるようになった時代に、人間の価値はどこに残るのか。デザイナーとしての経験から、編集を「何を残し、何を捨て、どう並べ、どんな意味として社会に出すかを決める力」と捉え直します。
AIが僕らしい文章や表現を返してくれるとき、自分の感性を外から見ているように感じる。その驚きから、編集、作り手の責任、変わり続ける自分について考える。

デザイナー・ディレクター・PMの関わり方から、品質と業務遂行、責任分担を考える。
必要な品質に届かず、制作も判断も止まっているとき、誰が何を担うのか。「仕事は約束」を軸に、デザイナー・ディレクター・PMの関わり方と責任分担を考える。

デザインを通じて磨いていた、次の仕事にも持っていける力。
マインド・スタンス、ポータブルスキル、専門技術。厚生労働省の9要素を手がかりに、デザイナーとして積み重ねた経験と学び直しを考える。

北欧ヴィンテージから、自由・経済・文化の持続性を考える。
北欧の古いガラスや民芸に惹かれる理由を、自由、信用、戦後のデザイン、文化の持続性からたどる。柿埜真吾氏への共感を出発点に、NACKとY4TRで自分が残し、つくる意味を考える。

商売を分かりやすく届けるために、どこまで考えるのか。靴磨きのおじさんと金星から、デザイナーの仕事をほどく。
デザインは、商売を分かりやすくお客さんに届けること。その一言をほどくと、経済も歴史も宇宙も、目の前の暮らしにつながってくる。MBTIの記事の続編として、デザイナーが考える領域と、相手に届くまで引き受けることを綴る。

営業、広報、マーケ、広告、デザイン、エンジニアリング。Web3での7年間を振り返ると、全部自分の中にあった。
約7年間、Web3領域でプロダクトデザインをしてきた。つくるだけでなく、知ってもらい、選ばれ、使われるところまで気になる。営業・広報・マーケ・広告・デザイン・エンジニアリングを、僕の中で働く六つの視点として振り返る。

DJ、デザイン、アート、歴史。好きなものを掘り続ける熱と、人に求めてしまう重さについて。
僕は、好きになったものを放っておけない。音楽、デザイン、アート、歴史、そして人。深く知りたいという熱は、ときに期待や失望にも変わる。「浅い人が苦手だ」と感じる自分の危うさも含めて、ディグする文化と、掘った面白さを誰かへ渡すことを考える。

なぜこの布で、なぜこの形なのか。好きな服から、素材の技術を体験に変える判断をたどる。
TEATORAの機能、COMOLIの風合い、ミナ ペルホネンの刺繍。僕は、その服を好きにさせる「判断」に惹かれている。繊維の分子構造から宇宙の被服技術まで、素材が着心地や美しさになる過程をたどり、デザイナーとして服から何を学んでいるのかを考える。

アート・ビジネス・デザイン・プロジェクトマネジメントを、自分の判断からつなぐ
自分が信じる価値を、誰かが期待できるものに育てること。自分の判断を出発点に、アートで価値を見つけ、ビジネスで相手との接点を探し、デザインで体験にし、プロジェクトマネジメントで届ける。日々の判断と仕事が、期待と信頼になるまでを考えます。
「こうなっちゃった自分」への責任が、めんどくさい僕を動かす。
世界に届くものをつくりたい。めんどくさい自分も、愛して可愛がりたい。横尾忠則さんの投稿と今井晶也さんの言葉をきっかけに、「こうなっちゃった自分」への責任を動機にして、望む未来へ進む僕の考え方を綴ります。
初めての電子回路図、小学校ぶりのはんだ付け。光りながら上下する提灯「Kinetic Chochin」が完成するまで
2018年に制作したKinetic Chochinを2026年に掘り起こし、TouchDesignerやArduinoによる制作過程だけでなく、当時は持てなかった「自分の面白いを他人にも分かる形にする視点」を振り返る。未熟なまま未知の領域へ入り、実物を作り切った8年前の自分が、技術力も営業力もまだ伸ばせる今の自分に、もう一度挑戦する勇気を与えてくれた記録。
デザインと経営は、どこまで「好き」に賭けられるのか
Netflixで再会した『キル・ビル Vol.1』を入口に、不器用な日本語、障子による章の転換、映画史の引用、例外に宿る倫理、そして監督の「好き」を組織の仕事へ翻訳する力をデザインと経営の視点から読む。

ヒカルの初高座を入口に、古典を現代へ翻訳する話芸と、強者が力を配る資本主義を考えた
ヒカルが「立川さぎ志」として演じた『猫の皿』『まんじゅうこわい』『芝浜』を入口に、落語の翻訳、問いの設計、資本主義と力の配り方をNACKの視点から読み解く。

デザイナーなのに、営業の話をします。仕事は「約束」だった。
音楽史 1/5|VALUE — 現在
CGオンエアの試乗動画を入口に、美しさの背後にある「関係のデザイン」を考えた
CGオンエアのアルファ ロメオ3台の試乗動画を入口に、デザイナー、ブランド、技術、乗る人の記憶の関係を考える。過去の評価を読み直すことから、今の僕が考える「デザインは関係を編集すること」へつなぐ。
高級さや速さではなく、毎日の道具に宿る考え方を選ぶ。愛車から、自分の選択基準をほどいてみる
速くないのに、乗るたびに楽しい。愛車の初代フィアット・パンダとの日常から、服や家具、写真、NACKにも通じる僕の選択基準を読み直す。名車の解説ではなく、何を面白がり、どんな考え方と暮らしたいのかを伝えるノート。