NACK『MIMESIS, Vol. 1』ジャケットcrazy33 / NACKMIMESIS, Vol. 1Now on sale ↗

AIで作った曲を、作者が寝起きで歌ってみた。——MIMESISから始まる、人間の実験

AIで制作したモネの楽曲を、作者本人が寝起きの一発撮りで歌う。人間の不完全さを作品へ戻すMIMESISの実験と、歌い手募集について紹介します。

48人のアーティストART48

あなたの中に、どの世界の見方がある?

12の質問で、美術・音楽・科学・哲学を横断する3人に出会う。約3分。

AIで作った曲を、作者が寝起きで歌ってみた。——MIMESISから始まる、人間の実験
AIで作った曲を、作者本人が歌ってみた。 完全に寝起き、一発撮り。これは上手に歌うための動画というより、AIが生んだ作品を人間の身体へ戻してみる実験です。

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AIのあとに、人間がやってみる

音程は揺れる。歌詞を忘れる瞬間もある。それでも、その場で声を出し続けました。

完成された音源だけを見せるなら、そこは削るべき部分かもしれません。でも今回は、その不完全さを含めて映像に残しました。AIが短時間で整った音楽や映像を作れる時代に、人間が同じ作品を自分の声と身体で引き受けると、何が起こるのかを確かめたかったからです。

これは「AIで作ったものを、人間がやってみた」シリーズの最初の一本です。

モネの光を、歌と映像へ移す

今回歌った「光を追いかけ」は、クロード・モネの光と風景から生まれたNACK「MIMESIS」の楽曲です。

MIMESISは、少し難しく感じるアート作品を、歌と映像を通して身近な体験へ移し替えるシリーズです。作品を説明だけで終わらせず、音楽として聴き、映像として眺め、自分の記憶と重ねられる形にします。

モネは同じ場所を繰り返し描きながら、刻々と変わる光を残しました。今回の映像でも、完成した一つの答えを示すより、その瞬間にしか存在しない声や表情を残すことを選びました。

モネと鉄道、移動する速度、インターネット、そして時間の流れ。遠くの人とすぐにつながれる時代になっても、もう会えない人とは同じように話せません。それでも墓参りでは、こちらから言葉を渡すことができます。

墓は、返事のない場所で続ける対話なのかもしれない。東京の街を歩けば、ビルの隣に墓地があり、死者の場所と現在の生活が同じ景色の中にあります。映像の最後には、そんな時間と記憶についての言葉も添えました。

モネについてさらに読む:モネ《睡蓮》とは?ジヴェルニーから地中美術館まで解説

顔を隠すことで、作品を前に出す

今回は顔をそのまま見せず、モネの絵画断片、鉛筆の線、写真のコラージュで覆いました。

匿名になるためだけの処理ではありません。顔を一枚のキャンバスとして扱い、歌っている人間そのものをMIMESISの一部にするためです。黒、白、青、ときどきピンクの線。ブランドロゴのように現れる「MIMESIS」。寝巻きのまま歌う身体と、整えられたグラフィック。その差も含めて、NACKらしい映像表現を目指しました。

歌うまい選手権、参加者募集

この作品は、作者が歌って終わりではありません。

僕より上手に歌える人、歌ってみせてください。

初挑戦も、顔出しなしも歓迎します。うまさだけを競う企画ではなく、歌う人が変わることで作品がどう変化するのかを聴いてみたいと思っています。

🎤
歌詞付きカラオケ動画・伴奏WAV

素材を使って、自由に歌ってください。投稿後は、YouTube動画の固定コメントへの返信でURLを教えてください。投稿文に「NACK / MIMESIS」と「#NACK歌ってみた」を添えてもらえるとうれしいです。

顔は出さなくて構いません。声だけでも、映像作品として作り直しても、別の言語で歌ってもいい。あなたの表現で、この曲の続きをつくってください。

オリジナル音源

Spotifyで「光を追いかけ」を聴く

Video by nack

Your turn. Sing it your way. Download the karaoke video and backing track above. All skill levels are welcome, and you do not have to show your face. Share your cover link in a reply to the pinned YouTube comment.

誰かの声で、この曲の続きを。待っています。

EDITORIAL PROFILE

田村 祐大

NACK / 企画・編集

岡山県出身、京都在住。京都芸術大学芸術学部卒業。暗号資産・Web3領域のプロダクトデザインに約7年間携わった後、NACKを始動。

アートを入口に、文化・経済・社会・テクノロジーの関係を読み解くNACK Journal / Timesを企画・編集している。

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